夏の強烈な日差し、そしてうっとうしい蚊やブヨたち。釣り場で快適に過ごすためには「日焼け止め」や「虫よけスプレー」は欠かせない存在ですよね。でも、こんな疑問を感じたことはありませんか?
「これって魚にバレてない?」
実はこの“香り”、魚にとってはかなりの情報源。とくに嗅覚の鋭い魚種にとって、人間がまとうケミカルな匂いは「エサじゃない」と判断される大きな要素になりうるのです。
今回は、そんな釣り人にとっての“香り問題”を解決するための知識と対策をわかりやすく解説します。釣果アップを目指すなら、ぜひ最後まで読んでください!
- 魚の嗅覚は想像以上に鋭い
- 日焼け止めや虫よけに含まれる“魚が嫌う匂い”とは?
- じゃあ、日焼け止めも虫よけも使っちゃダメ?
- 釣り前・釣り中にできる香り対策テクニック
- 釣り人の“香り”は釣果を左右する!
- まとめ|“最強の日焼け止め”は魚にも優しいものを選ぶべし!
魚の嗅覚は想像以上に鋭い
まず知っておいていただきたいのは、魚の嗅覚は私たちが思っている以上に敏感だということ。例えばウナギやサケなどの回遊魚は、水中にごく微量の匂い成分を察知し、何百キロも離れた場所から帰ってくることが知られています。
海の中では視界が限られる分、嗅覚や側線といった感覚器官が非常に発達しているのです。つまり、わずかな匂いでも魚にとっては重要な「警戒要素」になってしまうのです。
日焼け止めや虫よけに含まれる“魚が嫌う匂い”とは?
市販の日焼け止めや虫よけスプレーの多くには、以下のような成分が含まれています。
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紫外線吸収剤(オキシベンゾンなど)
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香料(パフュームやシトロネラなど)
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ディート(強力な虫よけ成分)
これらの成分は魚にとって自然界に存在しない異物の匂い。手に残ったままルアーや餌を触ると、たとえ見た目や動きが完璧でも「これは怪しい」と見破られてしまうことがあります。
特にシーバスやチヌ、アオリイカといった嗅覚に敏感なターゲットでは、この“香りミス”が原因でバイトが遠のくケースも。
じゃあ、日焼け止めも虫よけも使っちゃダメ?
いえいえ、安心してください。現代のアウトドアメーカーはこの問題をしっかり把握していて、釣り人向けの“無香料・ノンケミカル”製品がいくつも登場しています。
例えば、
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『アネッサ パーフェクトUVスキンケア』は釣り向けで、無香料・ウォータープルーフ・魚に優しい処方。
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『パラキート 虫よけバンド』は香り成分が直接肌につかず、ルアーや餌に触れにくい構造が安心。
こういった商品を活用すれば、自分の肌を守りつつ釣果にも悪影響を与えないというバランスが実現できます。
釣り前・釣り中にできる香り対策テクニック
製品選びと併せて、現場でのちょっとした工夫も効果的です。
① 手洗いを徹底する
日焼け止めや虫よけを使った後、必ず石鹸やウェットティッシュで手を拭きましょう。指先に成分が残っていると、餌やルアーに転写されてしまいます。
② 匂い付きワーム・スプレーで打ち消す
最近は、匂い付きのソフトルアーや集魚スプレーも豊富です。魚にとって魅力的な匂いを上書きしてしまえば、多少の人工的な匂いは打ち消せることも。
③ グローブを使う
日焼け止めや虫よけを使った手と、ルアーや餌を扱う手を分けることで、接触を最小限に抑えることができます。片手だけのグローブや指抜きタイプもおすすめです。
釣り人の“香り”は釣果を左右する!
結論として、日焼け止めや虫よけの使用が直接的に「釣れない原因」になるとは断定できませんが、嗅覚に敏感な魚に対しては確実にマイナス要素になることは間違いありません。
だからこそ、釣り人として「香りの管理」も意識することが、一歩先の釣果に繋がるのです。
まとめ|“最強の日焼け止め”は魚にも優しいものを選ぶべし!
夏場の釣りは紫外線と虫との戦い。でもそれを克服するアイテム選びや使い方を工夫すれば、釣果を下げずに快適な釣行が実現できます。
これから夏本番、あなたも「釣れる釣り人の香り対策」、始めてみませんか?